2008年10月26日日曜日

日経:世界の株式時価総額が半減 負の連鎖、3000兆円消失

日本の個人金融資産の二倍の金額が一年間で消滅したという:
NIKKEI NET(日経ネット):: "世界の株式時価総額が半減 負の連鎖、3000兆円消失
 世界全体の株式時価総額が急減している。前週末は31兆ドル(約3000兆円)となり、昨年10月末のピークに比べて半減した。1年間で約3000兆円が目減りした。"
表とグラフをクリッピング。



人間というものはおかしなもので、みんなが損していると思えば、それほど不仕合わせじゃない。

「災難に逢う時節には(人並みに)災難に逢うのがよろし」

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

いやすごいですね。
しかし、日本は震源地であるはずの米国より下がってしまったんですね。

Unknown さんのコメント...

「すぐに換金できる日本株をまず売った」というのが「正しい」解説ですが、世界の投資家は、散人と同じように、みんな既得権集団に収奪されるだけの日本企業の株を売りたいと思っていたけれど、なかなかその機会がなかった、今回の危機が始まって、やっと口実が出来た大ぴらに売れるとどっと売りに出たというのが、ホントのところじゃないかしらね。

匿名 さんのコメント...

すごい下がり方で空いた口が、、

しかし日本が諸外国に比べて売り込まれているかというと大いに疑問です。日本株はほかの国の株よりも換金しやすい理由も私にはわかりません。

日本は昨年10月から54%、米国は40%株価が下がっているのですが、その期間にドルはざっくりと円に対して2割下落しているので、円ベースで見たら米国は52%下落しているとも言えます。
同様に円ベースで比較すれば、むしろその他大勢の国よりも日本株の下がり方は少ないことがわかると思います。

傾向としてはリスクを恐れたお金が新興国や小国から体力の強そうな国に流れているのでは。日米は体力のありそうな国のさいたるものです。

匿名 さんのコメント...

日銀の金融政策の影響もあると思うのですが。ここ数日の動きは協調介入に参加しなかったことも大きいのではないですか。

http://blog.goo.ne.jp/aiubis/e/89528cf5996b4581423cd6275a875e65

Unknown さんのコメント...

まあ、火事が起こっているのだから、原因究明や被害額推定や責任者特定よりもバケツが先ですかね。日銀は、その効果はどうであれ、とにかく金利を下げるべきだと僕も思う。

匿名 さんのコメント...

金利上げるべきだと思いますよ。

日本の経済が復活しない一因として、日銀の低金利政策があると思うからです。低金利の国から高金利の国へ資金が流失するだけで、何も良いことが無かった(日本の失われた10年)のは明らか。どこから金利を下げることが「国にとって良い」という結論が出るのか分かりません。日銀がやっているのは金融政策ではなく人気(株価)対策だから、低金利を止めない限り、日本はスタートラインに立つこともできません。市場の監督者として上に立つもの市場の参加者から嫌われることも必要。

Unknown さんのコメント...

うん、正論です。でもやっぱり火事が起こっている以上、火を消すのが先じゃないかと。火事の原因が引火性のマネーをじゃぶじゃぶ世界に供給してしまった日銀にあるという議論が欧米で強いですね。もっと以前に金利を上げておくべきだったと思います。

匿名 さんのコメント...

コメントへの素早い返事ありがとうございます。

日銀は安全確実と言われた米国政府系住宅金融(ファニーとフレディー)の債権を9兆円保有しておりました。米国政府が支援しなかったら、紙くず(大損)になっていたことでしょう。この結果、米国政府債務は5兆ドル(約500兆円)から11兆ドルに増えてしまった(金融派生商品数兆ドルは除く)。どうやって彼らは返済するのでしょう?
これが現在、ドル安(ドル離れ)が進んでいる原因でしょう。ドル(海外)資産崩壊から守るためにも、日銀は金利を上げてでも国民の資産を国内に留めて置くべきかなと思います。破綻や国有化された海外企業からマネーの回収を行うのは容易なことではありませんから。国富のためにも景気対策よりも元金である現金を守ることが、今すぐやるべき日銀の金融政策[Cash is King]だと思います。

最終的には、安全神話の総本山「米国国債」の暴落→ドル失墜へとつながるのは避けられないと思います。中国野菜と同じように、自分の健康(財産)に関心を持つものは米国国債(ドル資産)を買ってはいけない。協調介入も加工食品と同じで信用・信頼できるもの(政策)ではありません。

匿名 さんのコメント...

上からの続き、

「日銀、0.2%利下げ 決定会合4対4、総裁が裁定」とのニュースが今日流れました。
利下げじゃなく利上げをやれば市場から日銀総裁は一目置かれるのに、市場の予測通り行動する→監督者なのに市場に迎合する→市場のようにコロコロ意見が変わる→軽く見られる→監督者として一番やってはいけないことをする。

景気対策として0%金利を行って、円キャリー・トレードと高利のサラ金と暴利の闇金が国内で流行り出したかをもっと日銀には真剣に考えて欲しい。現実社会で起きてること見ないで何か政策打ったって、信念(原則)が無いから市場に響かない(効果がない)んだよ。

困難な道と簡単な道があったら、優れたリーダーは前者を選ぶ。だから、周囲のレベルが上がる。後者を選べば、レベルが下がる。目先の低い目標を掲げるから、若い人間は年寄り(権威者)に絶望し幻滅する。恥を知れ、白川。

Unknown さんのコメント...

そうですね〜。あらゆる世界中の資産(債券、株式、土地)が半分紙くずになってしまったわけで、マネーが実体経済に比べて多すぎたから仕方がないということでしょうが、今の段階ではこの損失をどうみんなで「公平」に負担するかということでしょうか。みんながこの過大なマネーの受益者であったわけで、投資家だけに全部負担させるのも「不公平」ともいえる。日本政府もドル体制の受益者だったし、おまけに自分こそ歴史的に借金棒引き「徳政令」の専門家だからアメリカのことを非難する資格はないかも。でも、日銀は国民ではなく銀行業界の利益に配慮しすぎかも知れない。とかく「公平」はむつかしいですね。